『風雲児たち』が未完となってしまった為、自分の中の幕末を補完をすべく
江戸時代に関する書籍を漁っている
『風雲児たち』で登場した人物の名前が出てくると、キャラたちが脳内で立ち回ったり 解説をして
くれたりする。あの可愛らしい風貌で。それだけで 親しみがわいて、とっつきやすくなり 文字が頭に
(わりと)すんなり入る。
勉強でも聞いたことがある単語が出てくると「あーアレでしょ知ってる」と得意になったりするよね。
自分の好きなジャンルなら、なおさらのこと。趣味でも勉強でも 歳を取るにつれ、知識が繋がり
やすくなり 面白いことが増えてくる。若い頃とは違った楽しみ方ができるようになって、いま私
楽しい。
とっつきやすさといえば
今までで一番 予習・復習 を【必要とした】マンガは、人に薦められた『聖☆おにいさん』。
ブッダとイエスが東京立川へ、風呂なしアパートで ひと時のバカンスを満喫する。そこでは 仏教と
キリスト教の小話、弟子・天使・悪魔たちの小ネタ合戦、果ては北欧神話の神様たちまで出てきて
カオス。
もともと興味があり【宗教に惹かれる人】はどんな人たちだろう…と 知人の活動話を聞いたり
集会に紛れ込んだりしてみたものの、得たものは断片的な情報にとどまった。特に過激な論戦を
繰り広げるわけでもなく「日々の小さな悩みや 嬉しかったことなどを報告する会」のような
ほのぼのとした会合を持ち、みなさん いったって普通の生活を営んでいた。
まあ、宗教や宗派によってそれぞれあるだろうけども…
仏教/キリスト教の教義や逸話などは知識ゼロだった
マンガと同時に、Twitterで話題になっていた上馬キリスト教会(@kamiumach)も紹介され
しばらくフォローしてみた。キリスト教の逸話を面白おかしくネタとして投下、結構な人数の
フォロワーがいて、バズることも多々。私には読んでも笑いのツボが ほとんど理解不能だったが…
「何も知らない日本人にゲーテの詩を聞かせてもわからないだろ?ドイツ語を覚えて
詩のイロハを知って、ドイツの風習・気候なんかも知ったらなお良し、そうして初めて
感激できる」
中学の頃から好きな柳原望師『さんさんさん2』P111
キリスト教・仏教の書籍をある程度履修した後の再読では、脳内引出しを開けるようになって
「ああ、これのことだったのか」「あれをこうネタに持っていくのか」と少しは理解するように
なった。しかし まだ笑えるまでには至っておらず、精進したいなあ…
特に 時代小説・マンガ などでは、歴史背景を知っていると物語により一層入り込めますね。
戦争モノにハマったときは、軍隊や兵器の基礎知識・各国の情勢・会戦の経過
ベルリンのに関しては、冷戦の構造・諸国の勢力・各国内部のジレンマ
沖縄返還では、前時代からの負の遺産・当時の問題点と現在の状況・官僚と記者の駆け引き
着物のお姉さまが出るマンガにより、着こなしを真似してみたり
また、当時の生活のレベル・社会的タブー・身分 収入 性別などの格差、etc.etc…
せっかくの趣味、同じ時間をかけるなら
より面白く感じることができるようになりたいなあ
と、貪欲に思っている。調べるのも楽しい。インターネットってすごい。